健康生活を始めるなら知っておきたい、活性酸素と抗酸化作用について|エスケイサービス.com

ポリフェノールを含むスーパーフードが人気を集めるなど、健康志向が高まる中、活性酸素と抗酸化作用について気になるという方も多いのではないでしょうか。こちらでは、それぞれについて簡単に解説いたしますので、ぜひご一読ください。

呼吸によって酸素が体内に入ると、一部が活性酸素へと変化します。本来、活性酸素は細菌やウイルスといった外敵から身体を守るために、白血球が作り出す物質なのですが、過剰に発生することで細胞を酸化させてしまうのです。これが老化現象を引き起こし、様々な病気の原因となってしまいます。

活性酸素は呼吸している限り作られ続け、さらに様々なことが要因となり増えていきます。

例えば、タバコを吸うと体内に有害物質が入り込み、それを処理するために活性酸素が発生します。これは副流煙を吸い込むことでも起きる現象です。排気ガスなどによる有害物質も同様で、さらに食品添加物に含まれる化学合成物を分解・解毒する際にも活性酸素の発生量が増えます。

他にも、ストレスを感じたとき、暴飲暴食をしたとき、紫外線を浴びたとき、激しい運動をしたときなどに、活性酸素の発生量が多くなります。

もともと人間の身体には、増えた活性酸素を抑える抗酸化作用が備わっています。これは抗酸化酵素による働きですが、抗酸化酵素は20代をピークに減少していくため、毎日の食事はもちろん、スーパーフードなどから補うことも大切なのです。

どのような食材に抗酸化成分が含まれるのかというと、カテキンを含む緑茶や、βカロテンの多い緑黄色野菜、フラボノイドを含む豆類、アスタキサンチンを含むエビやカニなどが挙げられます。

中でも特に有名なのが、赤ワインやブルーベリーに含まれるポリフェノールです。ポリフェノールはコーヒーにも多く含まれており、朝の一杯、休憩時間に一杯と、気軽に摂取することができます。毎日無理なく続けやすいため、自身の抗酸化作用を補う第一歩として、一日一杯のコーヒーから始めてもいいかもしれません。